2011年07月28日

防鳥ネットを設置しました

7月22日、26日、27日、28日の4日間で、島内7校の防鳥ネット設置作業を行いました。

6月の初めに各学校へご挨拶に回ってから約2か月間、ネットの購入や設置に必要な物品の準備、工事の業者さんとのやり取りや各学校との調整など、ネットの設置までは長い道のりでしたが、ようやく設置することができてホッとしているところです。

今回はその様子をご紹介します。
まず、1校目は上原小学校に1枚設置しました。
上原小学校.jpg
一番最初の作業ということで、試行錯誤しながら作業をしていたため、作業風景の写真を撮る余裕がありませんでした(笑)。

2校目は船浦中学校。
こちらは2009年に張ったネットの取り替えと、新たに事故が発生するようになった箇所に8枚のネットを設置しました。
船浦中学校.jpg
日差しの当たる暑い中での作業でしたが、学校の方が冷たいお茶などを用意してくださり、熱中症になることなく、予定よりも早く作業を終えることができました。

3校目は白浜小学校。
校舎の裏がすぐに緑豊かな山があるために衝突事故の多い山側の窓に4枚の防鳥ネットを設置しました。
白浜小学校.jpg
作業中には、カンムリワシが2羽上空で鳴きながら旋回する様子も見られました。

4校目は西表小中学校。
校庭に面した窓の4面に防鳥ネットを張りました。
西表小中学校.jpg
これは、設置後に教頭先生に確認をしてもらっているところです。
ネットが長く使えるように、ほつれをこまめに補修することなど、今後の管理についていくつかお願いをしました。

5校目は古見小学校。
昨年の衝突事故が多かった2階の教室のグラウンド側と反対側に3枚設置しました。
古見小学校.jpg
1階のネットは2007年に設置したもので、まだ現役で活躍しています。

6校目は大原中学校。
グランドに面した教室に10mの大きなネットを1枚設置しました。
大原中学校.jpg
これまでの学校にはなかったアーチの部分に少し苦戦しましたが、スタッフもだいぶ作業に慣れてきたので、着々と作業は進みました。
ここではNHKの取材があり、夕方のニュースで西表島における野鳥の窓ガラス衝突事故の現状や防鳥ネットでの対策について取り上げてもらいました。

そして、最後の7校目は大原小学校。
2階の教室のグラウンドに面した廊下に11枚設置しました。
大原小学校.jpg
対策を始めた2007年から使用してきたネットは、日焼けや台風などの影響で、設置してから1年ほどでボロボロになってしまい、何度かネットを張り替えていました。
そこで、より耐久性の高いネットの素材を模索するために、今年は大原小学校と船浦中学校には漁網の会社で製作された防鳥ネットを使用してみました。
これまでのグリーンのネットに比べて黒いネットは目立ちにくく、学校にとっては圧迫感がないのが良いですが、鳥にはどのように見えているかなど、今後の経過を観察していく必要がありそうです。


今回ご協力いただいた学校の先生方、本当にありがとうございました。
防鳥ネットを設置したことで、少しでも衝突事故が減ることを願っています。
ただ、設置したら終わり、ではありません。
事故がどれくらい減るか、また設置した場所以外での事故の状況などを今後もモニタリングしながら、より良い対策を考えていきたいと思います。

最後に、今回学校に提供した防鳥ネットは、西表野生生物保護センターに来館した方からいただいたご寄付などからなる西表野生生物保護基金で購入しました。
この場を借りて、ご寄付いただいたみなさまに御礼申し上げます。


(山城)
ラベル:窓ガラス衝突
posted by IWCC at 20:13| 傷病鳥獣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする