2017年10月31日

秋の渡り鳥 2017B


今日で10月も最後となり、西表でも朝晩が肌寒く感じるようになりました。

10月上旬から中旬にかけてはサシバの群れが島を渡っていきました。

例年のように島に残った個体も多いようで、保護センターの上空では毎日のように鳴き声を聞きます。

カモ類も渡ってきたようで水田や池などで目撃がされています。

山地では早くもシロハラを見かけました。


DSCN8535(クレジット有).JPG
川沿いの茂みにいたアオジ



西表野生生物保護センターで確認している秋の渡り鳥(10月31日現在)

・アオジ【NEW】

・アカモズ(9月以降、島内各所)

・アトリ【NEW】

・エゾセンニュウ(9月、死体回収)

・オオバン【NEW】

・オナガガモ【NEW】

・カイツブリ【NEW】

・キセキレイ(8月以降、島内各所)

・ギンムクドリ(9月)

・クロツラヘラサギ(10月にも情報)

・クロハラアジサシ(8月以降、10月は数減っている)

・コガモ【NEW】

・コホオアカ?(10月、死体回収)

・コムクドリ(9月)

・サシバ(10月以降、島内各所)

・シロハラ【NEW】

・ジョウビタキ【NEW】

・セイタカシギ(夏以降、10月は数減っている)

・チョウゲンボウ(9月以降、島内各所)

・ツメナガセキレイ(8月以降、島内各所)

・ヒメクロウミツバメ?【NEW】(救護)

・ムナグロ(9月確認)


(田口)
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ラベル:渡り鳥 野鳥
posted by IWCC at 12:58| 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

羽、伸長中(カンムリワシ)

みなさん こんにちは

前回の記事で紹介したカンムリワシ(西17-03)ですが、新しい羽がだいぶ伸長してきました。

P9211278.JPG
9月中旬
IMG_5234.jpg
10月上旬
171020kan.JPG
10月中旬

写真を見るだけでも伸長具合がわかります。
羽が抜けてしまった箇所の隙間が埋まってきたので、その気になればケージ内の一番高いとまり木へも地面から一発でとまれるようになりました。

カンムリワシのリハビリが順調に進んでいるので良かったなあと思っていたらミサゴが保護されました。
こちらもそのうち紹介できればと思います。

(かんとう)
posted by IWCC at 12:34| 傷病鳥獣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

カンムリワシ・リハビリ中

みなさん こんにちは


現在、保護センターでは96日交通事故に遭い救護したカンムリワシ(西17-03)を飼育中です。高速度で走行する車へ衝突したのか体へ触れても目を閉じたままぐったりしており、呼吸が浅く、耳付近からも出血しているなど、とても助かりそうもない状態でした。

保温しながら保護センターへ向かっていたところ奇跡的に意識を回復しましたが、治療時に吐血するなど数日間は予断を許さない状態が続きました。


IMG_5223.JPG
センター搬入直後の個体(意識を回復したところ)

 数日間かけて体調は改善したものの、事故の影響で下写真(右)のように右翼の初列風切り羽をほとんど失ってしまいました。過去の救護例から初列風切り羽は先端部が写真(中)のように4枚程度なくても上昇に問題はありませんが、さすがに8枚もなくなってしまうと同じ高さを飛ぶことはできても上昇に必要な推進力を得られないため着地してしまうと1mの高さも飛び上がることができません。左右のバランスが悪いため長距離を飛ぶこともきびしそうです。


翼合成赤◎.jpg
初列風切り羽の状態(右が今回の救護個体)/クリックすると拡大できます
左・正常な風切り羽 中・初列4枚抜け(3枚伸長中) 右・初列8枚抜け


 ちょうど換羽時期に入っていましたが、この個体は換羽の終了した新羽も何枚か抜けてしまったので次の羽が出てくる時期が一体いつになるかは判断できない状況です。長期飼育になることが予想されますので、たまに近況を報告できればと思います。


(かんとう)


※人間側が気をつけることで動物たちの交通事故のほとんどを防ぐことができます。路上に動物がいるときは加速せず減速しましょう。西表島内は集落内30キロ、集落外40キロです。ドライバーは法定速度を守って運転しましょう。



注:保護センターに収容されている傷病鳥獣は個体へストレスがかかるため公開はしておりません。








posted by IWCC at 12:34| 傷病鳥獣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする