2015年07月16日

ウミショウブの開花

ウミショウブという植物をご存知でしょうか?

海草の一種であるこの植物は、とても変わった開花や受粉方法をします。


花が咲くのは夏の大潮の日、昼の干潮時のことです。

数ミリの小さな雄花が無数に咲いて、海面を漂います。

その姿はまるで小さな雪だるまのようです。

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ウミショウブの雄花(2014年撮影)

雄花は風や波の力を利用して雌花にたどり着き、吸い込まれるようにして中に入ります。

雌花は干潮時にちょうど水面に出てくる水深に花を咲かせていますので、潮が満ちると自然と花弁が閉じます。

こうして受粉が行われます。

潮の満ち引きを利用したとてもユニークな方法ですね。

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海面を漂うウミショウブの花(2014年撮影)

大潮の日に、砂浜の水面に白い粒々が浮いているのを見かけたらそれはウミショウブの雄花かもしれません。

潮が満ちてくると波打ち際に溜まっていることもあります。


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波打ち際に集まったウミショウブの花(2014年撮影)

日本では西表島と石垣島とその周囲の海でのみ見ることのできるウミショウブ。

保護センターに寄せられた目撃情報によると6月〜9月にかけて観察されています。

今年は石垣島ではすでに開花が確認されていますが、西表ではまだ開花の情報が入ってきていません。


大潮の日にぜひ観察をしてみてください。

そして保護センターに情報をお寄せいただけると嬉しいです。


【観察時の注意】

潮が満ちて帰れなくなることが無いようにお気を付け下さい。

場所によってはハブクラゲやカツオノエボシなどの危険生物が発生している場合があります。

見分け方や刺された時の対処法など詳しくは下記のサイトをご覧ください。


沖縄県衛生環境研究所HP 気をつけよう海の危険生物




(田口)


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2015年07月08日

【祝】アオバズク、野生に帰る

先島諸島に台風9号が近づいていますね。

今年は雨の少ないまま短い梅雨が終わってしまったので雨は降って欲しいのですが、暴風による被害は少なくありますように。

保護センターではヤマネコの注意看板の撤去やヤマネコ調査用のセンサーカメラの回収を行いました。

皆さんもしっかりと対策して台風に備えてください。


さて、先日こちらのブログでもご紹介した交通事故に遭ったアオバズク。

事故による受傷で視力を失っていましたが、幸いにも12日間の救護飼養の結果、視力が回復しました!

そして先週の7月2日に野生に帰すことが出来ました。(救護の詳しい経緯は6/30のブログをご覧ください。)

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保護センターで救護飼養中のアオバズク

農地脇の林で段ボール箱を空けると少し様子をうかがった後、力強く飛び出していきました。

旋回してとまった木の枝から一度こちらを確認した後、飛び去って行きました。
保護直後は視力が回復しなければ、保護飼養ボランティア(※)としての終生飼養も覚悟していました。

それだけに元気な姿には感慨がひとしおです。

後はアオバズク自身の力で元気にたくましく生きてくれることを、もう交通事故には遭わないようにと願っています。

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放鳥の様子 

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放鳥直後のアオバズク

※保護飼養ボランティアについては下記をご覧ください。
傷病野生鳥獣保護飼養ボランティア募集!(沖縄県HP)


(田口)
posted by IWCC at 09:00| 傷病鳥獣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする